1984年作品。西ドイツとフランスの合作映画。監督:ヴィム・ヴェンダースとにかくこの映画は濃いな。ずっとセリフでは表現されなかったトラヴィスの心に引っかかったものが、終盤明らかにされる。思い出したのか、わかってはいたが言葉にならなかったのか、ここらは明らかにされない。そしてトラヴィスのセリフで人のつながりの危うさ、はかなさが表現される。訥々とした語りが何とも説得力がある。終盤の鏡越しのトラヴィスとジェーンのそれぞれの長い独白に圧倒される。さすがはヴィム・ヴェンダース。深い。ナスターシャ・キンスキーが美しい。